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2024/04/19 (Fri) |

~ アサリの表示問題 ~

今回は旬の話題でいきます!

ほとんどの貝類の旬は、春です。
産卵期を前に、身が肥えておいしくなります。

中でも日本人に最もなじみのある貝の一つがアサリです。

このアサリ、最近になってニセ表示問題で新聞紙上
にぎわすようなりました。
北朝鮮産が、熊本産などとして販売されていたというものです。

実は国内で流通しているアサリの4割が北朝鮮産なのですよ。
だから、日本人が口にするアサリのほぼ半数が北朝鮮産ということになります。

ところが、みなさん、アサリが北朝鮮産として売られているのを見たこと
ありますか?
ないですよね!

実は僕もないです。
いかに表示がいいかげんなものであるかということです!

昨年から今年にかけては韓国産のカキを広島産とか三陸産として販売していた
業者が芋づる式に摘発を受けました。

結論からいうと、このニセ表示問題はなくなりません!
なぜかというと、表示を誤魔化すことによる利益が大きいのに比べ、
罰則が甘いことと、ニセ表示を見破ることが難しいということがあります。

魚介類は、国産というだけで、品質が同じでも中国産の2-3倍で売れます。
北朝鮮産ならもっと差が大きくなります。
これだけ販売価格が違うと、はっきりいってやったもの勝ちの世界
といっていいでしょう。

ちなみに外国ではこういう問題はほとんどありません。
なぜかというと、産地によって大きく値段が違うことはなく、品質そのものを
重視するからです。

そして、摘発も難しいのが実態です。

産地表示というのは、最も長く生息していた場所を記載することになっています。
だから、例えば中国で6ヶ月養殖し、その後日本で7ヶ月養殖すれば、
日本産として堂々と売れます。
ただ、それぞれの魚や貝に印や名前がついているわけではないので、日本で
どの固体が何日養殖されたかを完全に特定するのは不可能です。
調査する人的限界も大きいです。

もちろん、ニセ表示をしている業者は非難され、法的制裁を受けなくては
なりません。検査も罰則も強化するべきと思います。
でも繰り返しいいますが、この問題なくなりません!

では、我々消費者としてできることは何でしょうか?
見ても食べても、ニセ表示かどうか、わかるはずありません。
信頼できるところから買うといっても、そこが騙されているケースも
多々あるので、当てになりません。

騙されない唯一の方法は安い外国産を買うことです!?!?
みなさん、どう思いますか?
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2005/04/24 (Sun) | Trackback() | Comment(0) | 食品の迷信
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