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2024/03/28 (Thu) |

禁止抗菌剤マラカイトグリーンの毒性

先日、「偽装ウナギ」に関与したのではないかと疑いがもたれている神港魚類が、
自社が販売した「偽装うなぎ」の中から、マラカイトグリーンと、
その代謝物である「ロイコマラカイトグリーン」が検出されたことを発表しました。

マラカイトグリーンは昨年にも中国産ウナギ蒲焼きから検出され、大きな問題となった物質です。

さて、そのマラカイトグリーン(0.005ppm)ですが、人体にどの程度の影響があるのでしょう。

マラカイトグリーンは、観賞魚用に使用される抗菌剤で、食用魚への使用が禁じられています。
明確な発がん性は認められていませんが、
発がん性の疑いがある物質とされています。
ロイコマラカイトグリーンはマラカイトグリーンを使用していた証拠と認められます。

以前は日本でもサケの養殖などで使用されていました。


それに関して、詳細な実験データを元に書かれている記事をご紹介します。
学術的アプローチのため、僕もなかなか理解できないのですが(笑)
手っとり早く結論を知りたい人は、下の抜粋をご覧になってください。
知的興味のある方はぜひ読んでください!


うねやま研究室●「発がん」物質と「発がん性が疑われる」物質--マラカイトグリーンの例
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=1755


~~~上記サイトより引用~~~

オーストラリア・ニュージーランド食品基準庁(FSANZ)のQ&Aでは、
マラカイトグリーンにヒトでの発がんリスクがあるとは言えないと表現しています。
カナダ食品検査庁CFIAでも、微量のマラカイトグリーンを含む魚を通常の範囲内
で食べることによる健康被害はないとしています。
そして米FDAも、中国からの輸入品の検査命令を出すに当たって、既に購入した
水産物にマラカイトグリーンが含まれている可能性があったとしても食べても
安全であるとし、店頭に出回っているものについても回収の必要はないと
発表しています。

 このような背景情報があれば、「中国産ウナギに発がん性物質」という
メディアの見出しに惑わされて不安になったりする必要はないのです。
マラカイトグリーンは養殖に使用することが認められていない物質なので、
検出されること自体は問題があります。
しかし「もし知らないうちに食べてしまっていたらどうしよう」などと恐れる
ようなものではありません。
消費者としては、ウナギの蒲焼きを食べるのでしたらむしろ焼き過ぎや食べ過ぎに
注意した方がいいでしょう。

~~~引用終わり~~~

「食品の迷信」でも書きました。

結論からいうと、人体に全くといっていいほど影響ないということ。
「1日数百キロを毎日食べても健康被害がない」レベルのものをなぜ取り締まって、
廃棄処分にしなくてはならないのか、改めて問い直したい。


*「うねやま研究室」の内容を今回の違反にそのまま当てはめると、
「1日50,000kg(50トン)を毎日一生涯食べ食べ続けて、自然発生する腫瘍が
2倍になるかどうか、という程度のリスクがあるかもしれない」ということに
なります。

同様の事例が他にもたくさんあります。
詳しくは「食品の迷信」を!
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2008/07/11 (Fri) | Trackback() | Comment(0) | 食品の迷信
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