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2017/09/20 (Wed) |

~ 食品の安全・安心 ~

読者のみなさんは、「食品の安全・安心」という題名を見て何を
思われたでしょうか?

多分、多くの方々は反射的に「どんな危険な食品の話がでてくるのだろう」
と思われたのではないでしょうか。

でも僕はちまたに出回っているそんなありきたりの話はしません!

まずはみなさん、ぜひお考え下さい。
下記の記述の中で、正しいものはいくつあるでしょうか?

*    養殖ものより、天然もののほうが、安全でおいしい。
*    輸入品より国産の方が安全でおいしい。
*    添加物や農薬など化学物質を食品に使用することは危険。
*    狂牛病が発生している国の牛肉を食べるのは危険。
*    鳥インフルエンザにかかった鶏肉を食べるのは危険。

いかがですか?
多分、多くの人はほとんどの項目を正しいと思われたのではないでしょうか。

実はすべて間違っており、正しい記述は一つもありませんでした!

これらの問題は食の安全に関心がある人ほど、勘違いを犯しています。
マスコミ・メディアの報道から、その誤解も無理からぬものと思います。

まず一つ目の項目に関し今週と来週2回かけて、ご説明します
他の項目は、また別の機会にいつか必ずやります。(なにせ他に書きたいことが
いっぱいあるものですから・・・)


養殖ものが危険とされる根拠として、次の3つの物質をあげることができます。
1.    抗生物質
2.    水銀
3.    ホルマリン(フグの場合)

以下、一項目づつ説明します。

1.抗生物質
確かにほとんどすべての養殖に抗生物質は使われており、その残留が基準値を
超えることもあります。しかし実は基準値を超える頻度は非常にヒッジョウーに
低いのです。

平成15年の厚生労働省のデータでは、水産食品の輸入検査件数が56,813件
に対して、食品衛生法違反は255件でした。違反比率は0.4%。
そして違反の大半は加工食品における、違法添加物や大腸菌の検出に
よるもので、抗生物質の基準値オーバーは、このうちのごくごく一部です。

しかも、一度違反が出た貨物は、全量積戻しか廃棄処分になっているので、
国内に流通していません。
しかしそれでも、「基準値を超える頻度が低いといっても危険なことに間違い
ないではないか!」と思われるかたもいることでしょう。

では、その基準値を超えると人体にただちに危険かというと決して
そうではないのです。
 抗生物質残留基準値というのは、非常に(むしろ異常に)厳格に
決められています。
通常、「一日に同じものを5-10キロを数十年食べ続ければ、薬が効かなくなる
怖れがある」という値を基準値としています。
 いくら魚好きの日本人であっても、魚を1日5キロも10キロ食べる人
は誰もいませんよね!

つまり、この基準値は、全くあり得ない事態を想定しているのです。

言い方を変えると、問題なのは基準値を超える食品というより、
その基準値自体ともいえます。
 
そんな基準値を超えることが、一定の回数起こると、輸入品は危険だ!
養殖魚は危険だ!と騒ぎ立てる人がたくさんいます。
そんな世論にのっかると恩恵を受けるひとも、一緒になって、危険を訴えます。

一方、生産国や輸入業者がいくら、いや安全だ!と言っても誰も耳を貸さない。
それが今の日本の現状です。

随分なが~くなってしまったので、今週はここまで。続きは来週にします!
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2005/05/08 (Sun) | Trackback(0) | Comment(0) | 食品の迷信
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