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2017/12/13 (Wed) |

~ 食品の安全・安心 2回目 ~

前回は、日本人の国産信仰、天然信仰に異議を唱える内容を、
お伝えしました。
 真実は「輸入品がいかに頻繁に検査にひっかかっているか」ではなく
「いかに低い確率でしか、ひっかかっていないか」です。
 さらに「養殖魚は抗生物質が検出されて危険」ではなく「養殖魚の抗生物質
が基準値以上になることは稀な上、その基準値自体、あり得ないほど厳格」です。

 今回は養殖魚の他の危険(といわれる)物質について、お話します。

まず水銀

養殖魚は水銀汚染されているから危険、という報道もされています。
極端なものでは、水俣病と同じ悪夢が繰り返されるとする見方まであります。
しかし、水銀はもともと自然界に存在しているもので、天然の魚にも普通に
含まれています。

水銀は体外に排出されにくい性質を持っているので、長く生きている魚ほど、
高い含有率を示します。特に、マグロやクジラ、イカなどはこれに当ります。
このことは、海洋汚染とは関係ありません。
数十年以前から、現在とほぼ同等の水銀値が検出されていました。

外国のほとんどの国の総水銀の基準値は1ppmですが、日本では0.4ppmです。
3年ほど前、中国産の鰻にこの数値を超えるものが多くあり、危険だと
センセーショナルに報道された時期もありました。
この時の値は最も高いものでも3ppm以下でした。

しかし、天然の魚でも基準値を超えることは当たり前にあることで、
マグロなどは通常1-3ppmあると言われています。

日本のマグロ漁船の人たちは毎日たくさんのマグロを食べて、数ヶ月間漁を
していますが、それによって病気になったという話は聞いたことがありません。

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実際に人体に害があるのは、総水銀の中に含まれる、有機水銀であり、この値は
総水銀よりはるかに低く、この傾向は養殖、天然変わりありません。

ちなみに、水俣病が発生したときの有機水銀の平均値が、11.6ppm(昭和34年
熊本大学の調査)というとてつもない値でした。原因である魚は、天然魚
であったことは言うまでもありませんね!

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最後にホルマリン

2003年4月、養殖のフグに使用禁止であるホルマリンが使われていることが
発覚し大問題となりました。
ことの発端は、長崎県の測定で、養殖のトラフグから2ppmのホルムアルデヒドが
検出されたことでした。

ホルムアルデヒドとは、国際がん機関が「人に対して発がんの可能性のあるもの」
に指定している化学物質で、これを水で薄めたものをホルマリンといいます。
 この報道に対して、世間では、使用禁止の危険物質を養殖に使用してけしからん、
と養殖魚への不信感がさらに広がりました。

 しかし結論からいうと、この事件は、その養殖業者が法を破ったことに問題が
あるのであって、食の安全とは関係のないものでした。
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どういうことかというと、ホルムアルデヒドは自然界にたくさん存在
するもので、普段食べている食品の中にも含まれているのです。

シイタケ、タラ、肉類さらには果物類などにもトラフグの2ppmよりはるかに
たくさん含まれています。干しシイタケはそのなんと百倍程度も含まれています。

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したがって、“ホルマリンフグ”が危険であるなら、これらの食品はもっと危険
ということになりますが、誰もそんなこと言う人いませんよね!

つまり発ガン性物質といわれるものは、自然界に普通に存在するのです。
そういった食品を“危険な可能性のあるもの”として排除すると、
それこそ食べるものがなくなってしまいます。

 本事件の最も重要な問題は、厚生労働省のあいまいで、矛盾だらけの規制基準、
もっというと厳しすぎる規制基準そのものにあるのです。


今回も随分長くなってしまったので、これにて終了。
でもまだこの問題、ぜひお伝えしたいことがあるので、あと1回やります!
次回もぜひ読んで下さいネ!!!
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2005/05/15 (Sun) | Trackback(0) | Comment(0) | 食品の迷信
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