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2017/09/20 (Wed) |

~ “かつての”黄色い宝石・数の子 ~

~ “かつての”黄色い宝石・数の子 ~


年末も近づき、スーパーあたりの品揃えも、正月にむけたものに切り替わって
きましたね。
その一つの代表が数の子。

最近の若い人は食べなくなり、全体の消費自体も減少の一途をたどっています。
まだかろうじて、正月に数の子を食べる習慣は残っていますが、これもいつ消える
ことやらと、心配です。。。

かつては、高額で取引され、「黄色いダイヤ」とまでいわれていました。
日本人の食生活になくてはならない、換金性の高い(お金の替わりになりやすい)
食品ということで、三菱商事などの大手商社が買い占めるなど、投機の対象となり
社会問題化したことまであります。

でもそれは20年以上前の話。
今では、価格はその頃の三分の一になっている上、将来的に消費増の見込みが
ない商材として、すっかり注目度が低くなってしましました。


ただし、数の子は「子だくさん」を象徴する縁起のいいものという以外に、
栄養的にも亜鉛が豊富という、優れた特徴を持っています。

亜鉛は、新しい皮膚の生成や免疫強化など、さまざまな働きに必要なミネラルです。
特に、
*    味覚や臭覚を正常に保つ働き
*    「セックスミネラル」をいわれるように、性ホルモンの合成に関わっており、
不足すると精子を作る能力が低下する
などといわれています。


数の子の供給地はほぼ100%外国です。

「え~~!」と思わないで下さい。
数の子の親であるニシンが獲れなくなって早30年。
近年、また少し獲れ出したとはいえ、数の子の生産にまわるほどには
獲れていません!

ニシンは北半球の温帯~寒帯地方のほぼどこでも獲れるので、
輸出国も多岐に渡っています。

一番、良質の数の子はアメリカ西海岸で獲れるものとされています。
理由は、最も硬く固まり、コリコリとした歯ざわりがいいということ。
年末の贈答用、一流メーカーの製品がこれを使っています。
ちなみに寿司ダネで使われる1本羽(一つの形の良いもの)は
サンフランシスコ産です。

1つ500グラム近くあるような大型は、アラスカ・ブリストル湾産。
さらに、日本産に近い品質ということで、ロシア産も比較的高い
評価をされています。

これら太平洋産は、もっぱら「塩数の子用」として使われるのですが、
日本で「味付け数の子」として売られるのは、もう少し固まりが悪いもの
を使用しており、アイルランド、オランダ、ポーランド、カナダ東海岸など
から輸入されます。

いずれにしろ、最終加工地は日本なので、製品の表示にはどの国から来た
数の子かは書かれていない場合が多いのです。

どの国から来た数の子か思いをはせて食べるのもオツなものです!

日本での加工地は、北海道で留萌を筆頭に、余市、寿都、岩内などなので、
ほとんどは、かつてのニシン最盛期の時代から続いている会社がやっています。


「数の子なんて、旨いもんでもないし・・・」と思っているアナタ!
・    ・・確かにその通りですよね!(笑)

僕のような40代の者ですら、好んでは食べなくなっているのが実情でしょう。

でも、そんな人たちにぜひおすすめしたいのが、「子持ち昆布」
これは何かというと、ニシンが昆布に産みつけた数の子で、昆布の両側に
ぎっしりと数の子が付着しています。

通常の数の子は魚のお腹の中の卵なので、まだ完熟前のもの。
でも子持ち昆布の数の子は完熟卵なので、プチプチ感と旨みが全く違います!
見た目も美しい!!!

最近は、この価値を知っている人が少なくなったため、随分安く食べられる
ようになりました。
定番で置いている店も少なくなりましたが、寿司屋や料亭に行ったら、
ぜひ頼んでみて下さい!!!

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2005/12/11 (Sun) | Trackback(0) | Comment(0) | 食品の迷信
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