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2017/12/13 (Wed) |

~ ロマンの冒険家・ウナギ ~

ウナギの生涯にはロマンがあるんです!

その生態には謎が多く、まだ解明されていないことがたくさんあります。

産卵場所は、小笠原諸島の南、沖ノ鳥島の東に位置するマリアナ海溝の
深度500メートルぐらいと予想されています。

ただ、まだ特定はされていないので、卵が孵化する詳しい環境がわかっていません。

そのあたりで生まれた幼魚は、変態成長をしながら、海流にのって
日本の河口に達します。
つまり、一度台湾方面に西へ流れ、その後黒潮にのって北上するという、
迂回ルートをとります。

その距離、約3000キロメートル。
ほぼ半年かかります。

日本に到着した頃には、シラスと呼ばれる透明な5cm程度の幼魚になっています。
こんな幼魚の時代から、他の魚とは元気の度合いが断然違います!
つまりメチャクチャ元気で、暴れるように泳ぐんです!

シラスはしばらく汽水で体を慣らした後、闇の大潮の日に一斉に川を登ります。
川の途中に滝があっても登っていきます。
どう登るのかというと、夜中に切り立った岩の溝を、ヘビのように這って
よじ登るのです。

まさに自然の驚異ですね~!

こうして、上流のエサの豊富なところにたどり着いたシラスは、
数年間そこで生活し、大きくなります。
通常5-10年して産卵期を迎えます。

夏から秋にかけて産卵のために川を下り、海に出て、数千キロの旅に出ます。

大海ロマンです!

そのルートは来たルートのままに反対に泳いでいくのか、
もしくは直線的に行くのかわかっていません。

なにせ海の沖を泳いでいるウナギをだれも見たことがないのですから・・・

いずれにしろ、無事産卵場所にたどりついたウナギは、光の届かない深海で産卵し、
その一生を終えます。
このようにウナギは一生の間に2度大きな旅をすることになります。


ところで、天然ウナギの資源が減ってきている影響で、我々が食べているウナギの
99%以上は養殖ものです。

スーパーで天然ものが売られることはないし、ウナギ専門店でも、天然であれば
必ず表示しているはずです。


養殖は、河口にいるシラスを漁獲して、行います。
人口孵化はまだ研究室段階でしかできていません。

生まれてまもない幼魚の生活環境や、エサがよくわかっていないのです。
天然ものが大きくなるまで5年ぐらいかかるのに対して、養殖ものは、
1年程度で大きくなります。

ウナギにとって、幼魚のうちに途中で捕まって、養殖池の中で生活しなくては
ならないのは残念なことでしょう(笑)
しかし、養殖場では栄養のあるエサをたっぷり与えられます。

危険もほとんどありません。

つまり養殖ウナギは、太く短い人生ならぬ“魚生”を送ることになります。

いかがですか?
ウナギの生涯には物語があり、謎があり、ロマンがあります。

だから、ますますおいしく食べられるのです!(笑)



追伸;今年の夏の土用丑は7月28日(木)です!
   ありがた~~~く、いただきま~~~っす!

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2005/07/15 (Fri) | Trackback(0) | Comment(0) | 食品の迷信
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