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2024/04/27 (Sat) |

~ 世界の水産物・食事情、最終回 ~

~ 世界の水産物・食事情、最終回 ~

読者のみなさん!今週も読んでいただき、ありがとうございます!
僕が“食験”した国々を紹介して、今回が5回目。

世界の水産物・食事情の最終回、中国の続編で~す!


前回は上海ガニをご紹介しました。
10月から12月が一番の旬ですが、3月から9月はほとんど
食べれないので、ご注意を!!!

季節を選ばず、出されるのがアワビステーキィィィー!

アワビステーキは干しアワビ(結構日本から輸入されている)を醤油ベース
のタレで煮立ててから、食べます。
大きくって、な、なんと贅沢な!

中華料理なのに、なぜかナイフで切って、
フォークで食べます。サクサクしててタレの味がしみててうまい!
やはりアワビはステーキに限ると思います。

刺身では硬すぎて、噛むことに神経を集中してしまって、
あまりおいしく味わえたためしがありません。


フカヒレスープも絶品です!

フカヒレスープならではの独特のドロドロした黄色いスープ。
フカヒレ(サメのヒレ)の一筋一筋のさわやかな感触に、
濃厚でいてくせのないスープがからまります。

う~んさすがに中国恐るべし!

水産物ではないが、北京ダックも忘れられない!

中華料理の前に中華料理なし、中華料理の後にも中華料理なし!これぞ王道!

などとわけの分からない感慨にふけってしまいます。


僕がいつも欠かさず注文する料理が二つあります。
一つは、マナガツオのスチームです。

これは、魚一匹まんまを、ネギや香草とともにスティームしたもので、
ベースのタレは醤油味です。
素材の良さがそのまま生きていて、思う存分、マナガツオの
まったりとしたおいしさを味わえます。

底にたまっているタレや、上にのっている香草をお好みに合わせて
一緒に食べれるところがまたおつなところです。

マナガツオがないときは、値段が3倍もするヒラメなど、
他の脂ののった魚が使われますが、やっぱり、
マナガツオが一番! 品格が違います!横綱です!

もう一つの僕が欠かさず注文する料理は、トコブシのスープです。

これは主に福建省で出されるスープで、どこの地域にも
あるものではありません。
具はトコブシと開いた他の貝、それと冬虫夏草の三品です。

これがさっぱりしていながら、こくのあるスープに実によくあう!
薬膳料理でもあるのですが、そうとは思えない見事なおいしさ。

時々スープばかり数多く出てきてゲンナリくることもあるのですが、
これだけは、すぐに病みつきになりました。

ゲテモノといわれる中で、意外においしいのは、カエルのスープです。
まだら色の皮が付いているのはちょっと抵抗ありましたが、
身は淡白で歯ごたえがあってなかなかいけます。

逆にいただけないのが、ツバメの巣。
これは代表的高級料理の一つです。

ツバメの唾液で作った巣からできており、これを採るときはガケによじ
登って命がけだそうです。
寒天質のスープなので、美容にはいいらしいのですが、
私には飲むだけ苦痛です。
無味無臭に甘みだけつけたものとしか思えません。
こんなもので命を落としたら、浮かばれないのでは?なんて思ったりします。

また、魚の刺身もペケです。
相手は、こちらが日本人ということで、すぐに最初に見慣れない魚の
お造りなどの刺身を出してくれますが、私は一口も食べたくありません。

中国で日本料理屋以外で、刺身がおいしかったためしがありません。

水っぽいんだよ!こんなの魚の生食い(ナマグイ)であって、刺身じゃない!

もっと最悪なのが、カエルの卵。
半分に切ったパパイアを皿にみたてて、そこにカエルの卵の核を
抜いたのが入っています。

寒天質部分だけとはいえ、やっぱり動物臭い。

「一番高級なデザートだ」などといわれるので、
しょうがなく我慢して食べていても、やっぱり耐えられない!

まずいものはまずい!(泣) 



ところで、日本の中華料理屋は、安い食堂と、高いレストランに
極端に分かれすぎているように思うんです。

日本に住む中国人が、日本の中華レストランに対する不満が大きい
気持ちがわかります。

そこそこの値段で、おいしい中華料理が食べれる店は
ないものでしょうか!?
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2005/07/09 (Sat) | Trackback() | Comment(0) | 食品の迷信
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