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2017/09/20 (Wed) |

~ 抗生物質について ~

~ 抗生物質について ~


魚の安全性を語るうえで、養殖魚の抗生物質は避けて通れないものに
なりました。

一般消費者は、抗生物質のような危険なものは徹底的に取り締まって、
厳しく対応して欲しいと思っていることでしょう。

だから、厚生労働省が「取り締まり強化!」とか「摘発!」などと
いうと、ますますがんばれ!というのが、多数派なのではないでしょうか。

ただ、僕が思うに、一般消費者はかなり誤解しています。
原因の多くはマスコミ・メディアの偏った報道にあると思います。


抗生物質というのは、人にとっても魚にとっても、ウイルス・細菌から
体を守り、強化するためのものです。
だから、適当な用量であれば、大変に体のためになるものです。

この点、動物や虫に有害な、農薬、殺虫剤とは全く違います!
混同している人が多いのではないでしょうか。


人が、風邪をひいたり、病気にかかった時にも、治療のため抗生物質を
使います。通常は非常に有効ですが、使いすぎると、だんだん効かなくなって
くるという特徴があります。

ですから、養殖魚の抗生物質から受ける可能性のある害というのは、
他の抗生物質が効かなくなるというものです。


では、実際に他の抗生物質が効かなくなるという事態は、どれだけ
起きうるのかが問題になってきます。

最近では養殖業の進歩とともに、次々と新しい抗生物質が開発されています。
しかし、新しい抗生物質に関しては、基準をもうけていないため、たとえ
どんなに微量であっても、検出されたら、「食品衛生法違反」になります。

一方、検出器械の精度は、上がる一方なので、「どんなに微量でも」の
レベルが、どんどん微量になっていきます。

基準をもうけてもらうためには、厚生労働省に申請を出し、かつ膨大な費用と
時間がかかります。
大手企業にしかできないことです。
おまけに厚生労働省は、申請がなければ何もしません。

この点、食品添加物でも同じことがいえます。
よく起こる、「無認可の食品添加物使用!」というのは、こういった
背景があるわけです。

日本以外のどこでも認められているものが、日本では申請がなかった
ために、無許可、無認可ということもあります。
危険、安全の問題ではないのです。


もちろん、無認可の物質を使っているので、法に触れる結果に
なるのは、生産者及び流通業者の責任です。
ただ、多くの場合「食品衛生法違反」であっても、全くといっていいほど
危険ではありません。

危険のレベルでいえば天然物を食べるほうが危険、といえるレベルです。


そして、世論の「食品の安全の取り締まり強化」というスローガンに
快哉を叫ぶ風潮に後押しされるように、厳しくなってきました。

しかし、厚生労働省の自らは決して動かない態度と、取り締まり強化によって
待っているものは、「安全」などではなく、「高い食品」になります。


「高くても安全なものを!」と叫ぶ声のほうが、聞きざわりがよく、
影響力がありますしね!!!


「養殖は抗生物質を使用しなくてはできないのか」という質問に関しては、
イエス!です。


我々が政府に求めるのは、「取り締まり強化」ではなく、「適切な対応」では
ないでしょうか。  
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2005/10/14 (Fri) | Trackback(0) | Comment(0) | 食品の迷信
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